犬に与えても大丈夫なおすすめの果物についてまとめました。犬に果物を与える場合は、中毒やアレルギーに注意する事が大切です。
食べても大丈夫な果物をチェックして、犬のおやつに役立てるのがおすすめです。美味しい果物を愛犬に楽しんでもらいましょう。
犬に与えても大丈夫な果物を紹介!
犬にドッグフード以外の食べ物を与える場合には、注意が必要です。人間が食べても大丈夫だったとしても、犬が中毒やアレルギーを起こす可能性もあるため、犬が食べても大丈夫か否かを確認する事が重要。果物に関しても同様で、犬が食べても大丈夫な果物と、大丈夫ではない果物に分類されます。どのような果物なら食べても大丈夫なのかチェックしておきましょう。
本記事では、犬が食べても大丈夫な果物についてまとめました。バリエーション豊かな果物がある中で、犬が食べても大丈夫なおすすめの食べ物を把握しておけば、普段のおやつに役立てる事ができます。犬が美味しく果物を食べる事ができるように、飼い主が工夫をして与えるようにしてみてください。
果物に含まれる栄養素に注意
犬が食べても良い果物かどうかを判断するためには、果物の栄養素に注目するのがポイントになります。人間が摂取しても大丈夫な栄養の中には、犬にとっては中毒性がある場合もあるので、果物を与える前に確認しておきましょう。どのような栄養素が含まれ、中毒作用がないか確認した上で果物を与えるようにすれば、心配なく犬に果物を楽しんでもらえます。
果物の多くには、犬の健康に役立つ栄養も豊富に含まれています。犬に与えても大丈夫な果物であれば、犬に良い影響を与えくれるので、フレッシュな果物をあげるようにしてみてはいかがですか。甘くて美味しい果物は、犬にとっても良いおやつになります。しつけのご褒美など、様々なシーンで犬におすすめの果物を取り入れていきましょう。
果物を使ったおすすめおやつも紹介
そのまま果物を犬に与えるのも良いですが、果物を使ったおすすめのレシピもご紹介します。ちょっとした手間をかける事で、果物を更に美味しく食べる事ができるので、犬のために手作りしてみませんか?犬の誕生日など、特別な日にも果物を使ったおやつは最適です。簡単に作る事ができる犬用の果物レシピをチェックして、美味しい時間を楽しんでもらいましょう。
犬に絶対に与えてはいけない果物
犬に与えても大丈夫な果物の前に、犬が食べるのはNGな果物についてチェックしていきましょう。人間が普段食べている果物の中には、犬が食べてはいけない果物も含まれているので注意が必要。誤って与える事で、中毒やアレルギーといった症状が出てしまうかもしれません。意外な果物も犬にとってはNGである場合があるので、きちんと基礎的な知識を身につけておく事が大切です。
ぶどう
犬が食べてはいけない果物として挙げられるのがぶどうです。2001年頃からアメリカの研究者を中心に犬にぶどうを与えてはいけないという説が唱えられるようになりました。ぶどうを食べた犬は中毒症状を起こし、下痢や嘔吐といった症状が見られるようになります。ぶどうの過剰摂取により腎不全となってしまう場合もあるため、中毒を防ぐためにも注意してください。
なぜ犬がぶどうを食べると中毒を発症するのか、その理由は明らかになっていません。一説によると、カビ菌や農薬が原因ではないかと言われています。ぶどうに含まれているの何らかの成分が中毒を引き起こす原因となっている可能性もあり、犬にぶどうを与えるのはNG。干しぶどうも犬に与えてはいけない果物なので、十分に気をつけましょう。
プルーン
犬が食べてはいけな果物には、プルーンもあります。ビタミンやミネラルが豊富なプルーンですが、シアン化合物を含んでいるため、犬が食べてはいけない果物の中に入りました。少量であれば問題ありませんが、多量に摂取する事で頭痛や嘔吐、めまいといった症状が出ます。犬は人間よりも体が小さいので、少量のプルーンでも中毒症状を起こす可能性があるため注意しましょう。
いちじく
ビタミンEを始めとした栄養を含んだいちじくも、犬が食べてはいけない果物です。いちじくに含まれている成分ソラニン、フィシンは中毒性があります。犬が摂取する事によって、嘔吐や下痢といった中毒症状を起こしてしまうので、食べさせないようにしましょう。口内に炎症が出てくるようになり、よだれが出てくる事もあるので、いちじくは与えないでください。
皮をむかない柑橘類
皮を剥かない柑橘類は犬には与えられないので、注意しましょう。オレンジやみかんといった果物は基本的に食べる事ができますが、皮を剥かない状態では与えられません。外の皮は厚く、犬が食べる事で消化不良になってしまうので食べさせないでください。食べる事で、消化不良・下痢・嘔吐の原因になります。また、柑橘類の皮には中毒成分も含まれているので注意が必要です。
犬に与えてもいい果物①核果果実
犬が食べてはいけない果物の次は、犬が食べても大丈夫な果物を見ていきましょう。果物が食べてはいけない果物は中毒の危険性がありますが、大丈夫な果物であれば安心して与える事ができます。カテゴリに分けてご紹介するので、犬の好みに合わせて選んでいきましょう。まずは核果果実系の果物をご紹介します。身近で手に入る果物が多いので気軽に活用してみてください。
さくらんぼ
犬が食べても大丈夫な果物としておすすめしたいのが、さくらんぼです。さくらんぼにはビタミンCを始めとした豊富な栄養が含まれており、犬の健康にも良い影響を与えてくれます。ビタミンCは免疫力をアップする栄養素でもあるので、犬に元気でいてもらいたい時に最適。さくらんぼを与える場合は種を取り除き、細かく刻んで与えましょう。
桃
栄養豊富な桃も犬が食べるのにおすすめしたい果物です。ビタミンやミネラルといった栄養を含んだ桃は、甘くて美味しいので犬もきっと喜んでくれるのではないでしょうか。水分をたくさん含み、水分補給に役立ちます。桃にはカリウムを含んでいるのが特徴。カリウムは体内の余計な塩分を排出する働きのある栄養です。桃を与える場合は、皮を取り除いておきましょう。
柿
柿は、ベータカロテンやビタミンCを豊富に含んだ栄養満点の果物です。犬が食べるのにもおすすめなので、柿の季節がやってきたら与えてみてはいかがですか。ベータカロテンやビタミンCには免疫力アップや抗酸化作用があり、犬の健康に役立ちます。熟していない柿や渋柿はNGなので、その点には気をつけましょう。皮や種は取り除いて与える事も大切です。
犬に与えてもいい果物②柑橘類
続いて、柑橘類で犬におすすめの果物をチェックしていきましょう。甘酸っぱい柑橘類は、注意点を踏まえた上であれば犬も食べる事ができます。スーパーなどでも気軽に手に入れる事ができるので、犬のおやつに取り入れてみてはいかがですか。柑橘類の中でも犬が食べても大丈夫な果物について、詳しくご紹介します。
みかん
犬が食べても大丈夫な柑橘類としておすすめしたいのが、みかんです。みかんにはビタミンCが豊富に含まれており、犬の健康維持にも良い効果を発揮してくれます。また、食物繊維も豊富なので便秘気味な犬にもみかんはおすすめ。みかんを与える場合は、外皮は絶対に与えないようにしましょう。中毒成分が含まれています。また、薄皮もなるべく剥いてから与えてください。
グレープフルーツ
グレープフルーツも柑橘系でおすすめしたい果物の1つです。グレープフルーツにはビタミンCやカリウムといった栄養が含まれており、犬の健康管理に役立ちます。また、グレープフルーツに含まれているリモネンにはリラックス効果もあるのが嬉しいポイント。グレープフルーツも外皮には中毒成分が含まれているため、きちんと取り除きましょう。薄皮も取ってください。
デコポン
デコポンは、甘みが強いのが特徴の柑橘類です。他の柑橘類は酸っぱくて苦手という犬も、デコポンなら食べやすいのではないでしょうか。デコポンもビタミンCやミネラルが豊富に含まれ、栄養満点の果物としておすすめです。外皮を剥き、薄皮も取り除いた状態で与えましょう。また、種も取ってください。デコポンは糖度が高いので、太らないように与えすぎには注意です。
犬に与えてもいい果物③仁果果実
次に、仁果果実系でおすすめしたい果物をご紹介します。仁果果実系の果物の中にも、栄養豊富で犬が食べても大丈夫な種類はたくさんあります。りんごなど、身近にある果物も多く含まれているので、犬のおやつに役立ててみてはいかがですか。おやつだけでなく、ペットフードにトッピングするなど、工夫をしながら美味しい果物を犬に与えてみてください。
りんご
犬におすすめしたい果物として挙げられるのが、りんごです。甘くて食べやすいりんごは、サクサクとした食感も合間って犬が大好きな果物の1つ。おやつとして与えれば、きっと喜んでくれるのではないでしょうか。そんなりんごは、栄養が豊富な果物としても知られています。特に食物繊維のペクチンが多く含まれているので、便秘気味の犬におすすめです。
腸内環境が乱れていると、老廃物が体内に溜まり、臓器の負担になってしまいます。犬の健康を維持するために便秘はなるべく早めに解消する事が大切なポイント。りんごのように食物繊維を多く含んだ果物は、腸内環境を整えてくれるので、ぜひ取り入れてみましょう。りんごを与える場合は、皮をむいて皮も取り除いた状態にしてあげてください。
梨
梨は、全体の95%が水分で構成されている果物です。犬の水分補給におすすめの果物なので、あまり水を飲まない犬におやつとして与えてみてはいかがですか。乾燥しがちなシーズンも、美味しい梨で水分補給をする事ができます。ただし、梨は体を冷やす効果があるのが注意すべきポイント。犬が食べ過ぎると軟便になる危険性があるので、少量ずつ与えてください。
犬に梨を与えた後は、便の様子を確認するようにしましょう。もし、梨を食べた後に軟便になっているようであれば、梨によって体が増えてしまった可能性が高いので体を温めるようにしてください。皮や種、芯は取り除いた状態で、丸呑みしないように細かくカットして与えるのが基本です。
びわ
びわは、ベータカロテンを豊富に含んだ栄養価の高い果物です。犬に与えても大丈夫なので、びわの季節がやってきたら与えてみてはいかがですか。ベータカロテンにはアンチエイジング効果があるので、若々しい状態をキープするのに最適です。ただし、びわの種には中毒性のある成分が含まれているので要注意。皮と種は必ず取り除いて、びわを与えましょう。
犬に与えてもいい果物④熱帯産果実
熱帯地域で生まれた果物は、様々な栄養が含まれ、犬が食べても大丈夫な種類も多くあります。手に入れやす果物をチェックして、犬のご飯にプラスしてみてはいかがですか。バリエーション豊かな熱帯産果物の中でも、特に犬におすすめしたい果物をご紹介します。犬が美味しく食べられるように工夫しながら与えてみてください。
キウイフルーツ
キウイフルーツは、タンパク質を分解する酵素を含んでいるのが特徴です。食後にキウイフルーツを与える事で、消化不良を抑えることができると言われています。また、食物繊維も豊富なので便秘を解消したい時にもおすすめの果物です。ただし、与えすぎは軟便につながるので気をつけましょう。皮を剥き、種もできるだけ取り除いて与えてください。
バナナ
甘くて美味しいバナナは、犬のエネルギー源になります。活発に動き回る事が多い犬の栄養補給におすすめ。また、バナナには体内の余計な塩分を排出するカリウムも含まれています。カリウムには腸のぜん動運動を促進する効果も期待する事ができるので、整腸作用を期待する事ができるのも嬉しいポイント。皮を剥き、細かくカットするか潰してあげましょう。
パイナップル
パイナップルには、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は脂質をエネルギーに変える効果を期待する事ができるのが特徴。犬が食べた物も効率的にエネルギーへと変換する事ができます。また、パイナップルに含まれているクエン酸は疲労回復効果があるのも魅力です。ただし、砂糖が入ったパイナップルの缶詰はNG。皮を剥いた生のパイナップルを与えてください。
クランベリー
クランベリーは、犬用のサプリに含まれている事もあるくらい犬の健康に良い効果を期待する事ができる果物です。ビタミンCやポリフェノールを多く含み、抗酸化作用を期待する事ができます。老化の原因となる活性酸素を抑える働きがあるので、アンチエイジングに繋がるのが特徴。また、歯周疾患や尿路系の疾患の予防効果もあるとされています。ヘタや種は取ってあげましょう。
マンゴー
マンゴーは、カリウムやビタミンCを豊富に含んだ果物として知られています。カリウムによって余計な塩分を排出する事で、高血圧を防げるのが魅力。ビタミンCによって免疫力アップも見込む事ができます。マンゴーには消化を助ける酵素も含まれているので、食後に与えるのにもおすすめ。皮や種を取って、細かくカットしてから食べさせましょう。
ライチ
ビタミンCだけでなく葉酸も含んだライチも、犬が食べるのにおすすめしたい果物です。葉酸は赤血球の合成をサポートするので、貧血予防になります。ただし、ライチはあまり食べる機会がないので、いきなり多量に与えると犬が下痢をする原因になるため注意が必要。種や皮を取り除いて、細かくカットした状態で与えてください。
カムカム
カムカムは、アマゾンの熱帯雨林原産の果物です。地球上にある果物の中で最も多くのビタミンCを含んでいると言われているため、免疫力アップやアンチエイジングなど、様々な効果を期待する事ができます。疲労回復効果のあるクエン酸や、脂質の代謝をサポートするビタミンB群も多く含んでいるのが特徴。皮を取り除いた状態で与えましょう。
パパイヤ
パパイヤは、ポリフェノールやビタミンC、ベータカロテン、ミネラルなどが含まれています。パパイヤは、消化を助ける酵素を含んでいるので、食後のデザートとして与えるのにもおすすめ。消化不良を防いでくれます。また、青パパイヤには歯周病を予防する成分が含まれているので、犬の口内環境が気になる方にも最適です。種や皮はしっかり取って食べさせてください。
犬に与えてもいい果物⑤果実的野菜ほか
いちごやメロンなど、果実的野菜と呼ばれている部類にも犬が食べても大丈夫な果物があります。一般的に広く認知されている果物が多いので、スーパーなどで気軽に手に入れる事ができるのが嬉しいポイント。犬に果物を与えたいと思ったら、こうした果物も取り入れていきましょう。栄養豊富なおすすめの果物をご紹介します。
いちご
いちごは、レモンよりもビタミンCの含有量が高いと言われています。免疫力を高め、抗酸化作用も期待する事ができるビタミンCを多く含んだいちごは、犬の健康にも役立てられるでしょう。また、カロリーが低めなので肥満がきになる犬のおやつとして与えるのにもおすすめです。いちごはヘタを取って、細かく刻んでから与えてください。種は極小なので気にしなくて大丈夫です。
メロン
メロンは、水分を豊富に含み甘くて美味しい果物です。糖分も多く含まれているため、元気がない犬の栄養補給にぴったり。ビタミンCやビタミンB群といったビタミン類も豊富に含まれ、免疫力アップを期待する事ができます。メロンに含まれたベータカロテンは、体の抵抗力を高める効果があると言われています。種や皮を取り除いて、おやつに与えてみてはいかがですか。
スイカ
スイカは、カリウムが豊富な果物として知られています。体内の塩分と水分のバランスを整え、利尿作用があるので体内の循環を良くする事ができるのが魅力。高血圧の予防にもなります。また、スイカは全体の90%が水分。体を冷やす効果もあるので、暑い夏の日の夏バテ防止にも役立ちます。種は取り除いて、皮もない状態で与えるようにしてください。
ブルーベリー
ブルーベリーには、ビタミンCやビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは、若返りのビタミンと呼ばれているほど、アンチエイジング効果の高いビタミン。高い抗酸化作用を期待する事ができるので、犬の健康維持に役立ちます。その他に体の免疫力を上げるベータカロテンも含まれているのが特徴。皮は剥かずに与えても大丈夫ですが、食べやすいようにカットしてあげましょう。
ブラックベリー
ブラックベリーは、ポリフェノールを豊富に含んだ果物として知られています。ポリフェノールには抗酸化作用があるため、老化を引き起こす活性酸素の排出に役立てられるのが嬉しいポイント。目に良いとされているアントシアニンも含んでいます。ただし、食物繊維が豊富なので与え過ぎると下痢のリスクが高まるので注意してください。そのまま生の状態であげられます。
カシス
ビタミンAやビタミンC、ビタミンEといった栄養を含むカシスは、犬の健康に良い影響を与えてくれると言われています。ビタミンAは、皮膚や粘膜を強化栄養素。皮膚の炎症を防ぎ、免疫力を上げるのに役立つと言われています。アンチエイジング効果もあるのがカシスの魅力。与えすぎると下痢になる可能性があるので、1日1粒を目安にしましょう。皮は剥かないで大丈夫です。
アサイー
アサイーは、スーパーフードとして人間の間でも高い人気を集めている果物です。豊富な栄養を含み、犬が食べても大丈夫なので、栄養補給に活用してみてはいかがですか。アサイーにはブルーベリーの約18倍のポリフェノールが含まれています。高いアンチエイジング効果が期待できる他、ビタミンやミネラルも含有しています。アサイーは、食物繊維もたくさん含まれています。
犬が多量に摂取する事によって軟便になってしまう可能性があるため、与える量には注意しましょう。1日2〜3粒を目安とするのが基本です。アサイーは酸化しやすい果物なので、購入したら早めに食べるようにしてください。果物の酸化が進むと、本来の栄養効果を期待する事ができなくなってしまいます。
栗
最後にご紹介するのが、栗です。実は栗も果物の一種。甘くて美味しいので、犬も食べやすい果物としておすすめです。栗には、ビタミンB群が豊富に含まれているのが特徴。脂質をエネルギーに変える効果があるので、肥満が気になる犬や、元気を蓄えさせたい時に最適と言えます。また、塩分と水分のバランスを整えるカリウムも豊富に含んでいるのも栗の魅力です。
栗を犬に与える場合は、鬼皮や渋皮はしっかりと取り除いてください。そのままの状態で与えると、消化不良になってしまいます。細かくカットするか、すり潰してから与えるのがおすすめ。犬用のミルクを加えてペースト状にすると、食べやすいかもしれません。また、甘栗などの加工品は添加物が含まれているため与えないようにしましょう。
犬に果物を与える時の注意点
ここまで犬が食べても大丈夫な果物について見ていきましたが、大丈夫な果物であったとしても与え方には注意する事が大切です。注意点を踏まえずに果物を与える事で、アレルギーなどのリスクが高まります。そうならないように、犬の様子を見ながら与えるようにしましょう。気をつけて与えれば、アレルギーや中毒といった事は起きずに安心して犬が果物を食べる事ができます。
初めて食べる時は少量ずつ
犬が初めて食べる果物場合は、少量ずつ与える事が大切になります。初めての果物を急に大量に与えると、体が受け付けず、下痢などの症状として現れてしまうかもしれません。人間は果物をたくさん食べても大丈夫ですが、犬が多量に食べる事によって食物繊維を摂取し過ぎてしまう可能性が高いです。食物繊維は便秘解消には良いですが、多量摂取は下痢の原因になります。
また、果物には豊富な水分が含まれています。犬の水分補給に役立てる事ができますが、水分の多量摂取も下痢の原因となるため、果物の食べ過ぎには注意が必要。最初は一口ずつ、様子を見て大丈夫そうなら徐々に増やしてみてください。増やした後も多量に与えるのではなく、5〜10g程度を目安にして与えるようにすると犬への悪影響を減る事ができます。
皮・種・芯・茎などは取り除く
犬が食べても良いのは、果物の果肉の部分です。皮・種・芯・茎に関しては、与えないようにしましょう。果肉以外の部分は、犬が食べると消化不良を起こしてしまいます。特に皮や種は、うっかり与えてしまう事があるので注意してください。消化する事ができず、消化不良を起こしたり、腹痛や下痢、嘔吐といった症状となって現れる可能性が高くなります。
キウイフルーツのように種が極小であれば心配ありませんが、サクランボやみかんのように大きめの種が入っている場合は、取り除いて与える事が大切になります。りんごなど、芯がある果物は芯を取り除いてから与えるようにしてください。茎の部分には中毒性のある成分を含んでいる果物もあるため、必ず取り除きます。果物の果肉以外は与えない事を意識しましょう。
皮や種、芯、茎などを取り除いたら、果物はなるべく細かくカットしてください。大きな塊の状態で果物を与えると、丸呑みをしてしまう可能性があります。果物を丸呑みすると喉に詰まらせて呼吸困難になったり、消化不良になる場合があるため注意が必要。高齢犬の場合は、ミキサーにかけてペースト状にした方が食べやすいかもしれないので、工夫するを加えるのがおすすめです。
アレルギーや中毒の症状に気をつける
犬に果物を与える場合に最も気をつけて起きたいのが、アレルギーや中毒症状です。犬も人間と同様にアレルギーを発症する事があります。アレルギー成分を含んだ果物を与えた場合、痒みや発熱といったアレルギー症状が出てくるので要注意。アレルギー症状は果物を食べてからすぐ出るのではなく、数時間後に出る事もあるので、しばらく様子を見る事も大切です。
アレルギー症状が重くなると、命に危険を及ぼす可能性が高くなります。果物を食べた後の犬に少しでも怪しい様子が見られたら、アレルギーを疑ったほうが良いかもしれません。アレルギーだけでなく、中毒症状にも注意が必要です。中毒成分を含んだ果物を食べる事で、下痢や嘔吐を始めとした中毒症状が出やすくなります。
もし、少しでもアレルギーや中毒の症状が出てきたら、なるべく早めに病院へ行くようにしてください。獣医師によって的確な判断をしてもらう事で、アレルギーや中毒の症状を抑える事ができます。何もせずに放置していると、症状が重くなってしまうため注意が必要。犬が初めて食べる物に関しては、果物以外でもアレルギーや中毒に気をつける事が大切になります。
果物を使った犬のおやつレシピ
最後に、果物を使ったおすすめの犬用レシピをチェックしていきましょう。果物をそのまま与えるのも良いですが、工夫をして更に美味しく食べられるようにしてみてはいかがですか。自分で手作りしたおやつは愛情もたっぷり入っているため、犬もきっと喜んでくれるはずです。簡単に作る事ができる果物のおやつレシピをご紹介するので、参考にしてみてください。
バナナ蒸しケーキ
ふわふわの蒸しケーキは、犬のおやつにぴったりです。バナナを入れる事で、甘みと栄養をプラスする事ができます。電子レンジで簡単に作る事ができるので、手間をかけずに作れるのが嬉しいポイント。バナナは適当な大きさにカットしてから、フォークを使って潰します。薄力粉大さじ4、ベーキングパウダー小さじ1/2、卵1個、サラダ油小さじ1/2を混ぜ合わせてください。
全体がしっかりと混ざったら、潰したバナナを加えて混ぜます。カップに生地を流し入れ、ふんわりとラップをしましょう。500Wに設定した電子レンジで2分ほど加熱したらバナナ蒸しケーキの完成です。出来立ては熱いので、しっかりと粗熱を冷ましてから与えましょう。高齢犬でも食べやすい柔らかいおやつです。
ベリーとマンゴーのドリンク
栄養を摂取する事ができるだけでなく、水分補給をする事ができるベリーとマンゴーのドリンクも犬におすすめしたい果物レシピ。ブルーベリーとマンゴーをミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌しましょう。これで簡単な手作りドリンクの完成です。犬に与える場合は、あげ過ぎにならないように少量ずつ与えてください。人間が飲んでも美味しくいただく事ができます。
ブルーベリーではなく、他のベリーを使用してもOK。ブラックベリーやクランベリー、いちごなど色々な中からお好みに合わせて選んでみてはいかがですか。何種類か組み合わせて栄養価をアップさせるのもおすすめの方法。犬が喜んでくれるようなドリンク作りを楽しんでみてください。
りんごのシャーベット
熱い夏場は、夏バテ防止のためにりんごのシャーベットを手作りしてみませんか?りんご1/2個の皮をむいて薄くカットしたら、耐熱の保存袋に入れて600Wの電子レンジに2分かけましょう。加熱したりんごをしっかりと潰したら、豆乳300mlを入れて揉み込みます。冷凍庫に入れて30分後に取り出して、再び全体を揉み込んでください。
あとは5〜6時間冷凍庫で冷やし固めます。冷凍庫から保存袋を取り出して、豆乳150mlを加えて滑らかになるように揉み込みましょう。これでりんごシャーベットの出来上がりです。豆乳が入っているので、栄養価をアップする事ができるのが嬉しいポイント。
犬の健康を考えて果物を与えよう!
犬には、食べられる果物と食べられない果物があります。誤って食べられない果物を与えると、中毒症状が出る可能性があるので注意しましょう。また、初めての果物を与える場合はアレルギー症状が出ないか少量ずつ与えて試す事も大切です。
少しでも異変が見られたら、動物病院に相談してください。また、与え過ぎは肥満や下痢などの原因になる事も覚えておきましょう。犬が食べても大丈夫な果物は、美味しいおやつとして重宝するので活用してみてはいかがですか。甘くて食べやすい果物は、犬の大好物になるはずです。