これから猫を飼う場合に準備しておきたいものや、注意点についてまとめました。
猫を飼うことを決断し、飼い主になる場合はさまざまな点に注意をすることが大切です。
猫を飼う際にかかる費用も把握し、猫がストレスを溜めない環境を作っていきましょう。
猫を飼うときのポイントを徹底解説!
可愛い猫の姿を見ていると「猫を飼いたいな」と思う方も多いはずです。猫を飼うときは、事前に準備が必要になります。十分な準備が足りない状態で猫を飼うと、ストレスを与えてしまうことがあるので気をつけてください。猫が快適に過ごせるような準備が整ったら、猫を飼うようにすることが大切です。
本記事では、猫を飼うときの注意点や準備すべきものについてまとめました。猫の飼い主になるという自覚を持つことが、猫を飼うときには重要になります。飼い主としての義務が果たせるように、猫を飼うときにかかる費用についても確認し、万全な状態を整えていきましょう。
猫を飼うと幸せホルモンが増える
猫を飼うことは、人間にとってさまざまなメリットがあると言われています。猫と一緒にいると、その愛くるしい姿に癒される方も多いはずです。こうした猫の癒し効果により、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」の分泌が活発になると言われています。幸せホルモンの増加により、さまざまな疾患の予防にも繋がるとされているのが嬉しいポイントです。
猫が発する「ゴロゴロ」という音は、人間によって心地良い周波数を発し、自律神経を整えるのに役立つとも言われています。猫がリラックスしていると、ゴロゴロと喉を鳴らすことが多いですが、それを聞いた飼い主もゆったりとした気持ちになれるのではないでしょうか。
このように、猫は飼い主に癒しを与えてくれます。何もせず、猫と一緒にいるだけで幸せになれるという飼い主は少なくありません。穏やかな日々を与えてくれるのが、猫を飼うメリットと言えます。猫を飼って、幸せな日々を過ごしてみてください。
事前に準備すべきものをチェック
猫を飼うことを決めたら、準備すべきものや注意点についてチェックしておくことが大切です。猫は生き物なので、きちんとした飼い方をしないとストレスが溜まったり、病気になる可能性が高くなります。大切な家族の一員だからこそ、猫が健やかに育つことができるように工夫していきましょう。基本的なポイントを押さえておけば、猫を迎え入れる準備を整えることができます。
猫を飼う前に準備しておくもの
まずは、猫を飼う前に準備しておくべきものについてご紹介します。猫を飼うのであれば、さまざまなものを準備する必要があります。猫を飼うためのアイテムを揃える費用もかかるため、それも踏まえた上で猫を飼うか否か決めてください。猫が家に来る前に万全の準備を整えておけば、リラックスして過ごせるはずです。猫のことを考えて、準備をしていきましょう。
猫用トイレ
猫を飼うときに準備しておきたいのが、トイレです。室内トイレを設置し、猫がいつでも排泄できるように準備します。猫用トイレと一口に言っても、その種類はさまざま。すのこ式や平面式、カバー付きなどバリエーション豊かなトイレがペットショップなどで販売されています。猫が使いやすく、インテリアにもフィットするようなトイレを選んでください。
猫用のトイレと一緒に、猫砂も準備します。猫砂にもいろいろなタイプがあるため、厳選することが大切です。木のチップや鉱物、シリカゲルなどタイプによって特性が異なります。消臭タイプや飛び散りにくいタイプなどが一般的です。パッケージを確認し、どのようなタイプの猫砂なのかチェックするのがおすすめです。
猫用のトイレを準備したら、設置する場所にもこだわることが大切になります。猫が落ち着いてトイレができるように、家族が集まる場所からは少し離しておくと良いしょう。ただし、猫が排泄をきちんとできているか確認するために、目が届く場所にあると安心と言えます。猫の様子も見ながら、最適な場所にトイレを設置してください。
餌と水入れ
餌と水入れも猫を飼うときには欠かせません。猫が食べやすい餌入れを準備します。子猫のときは平皿でも良いですが、高齢になると低い姿勢では食べづらくなるので、背が高い器を用意するのもおすすめです。水入れはいくつか準備して、何箇所かに置いておくと良いでしょう。最近は、自動的に餌や水が出てくる機械もあるので、そういったものもチェックしてみてください。
爪とぎ
猫は、爪とぎを頻繁にする動物です。爪とぎグッズも、準備しておくのがおすすめになります。縦型や平面、ベッド型など、さまざまな形の爪とぎがあるため、何種類か準備しておくと良いのではないでしょうか。猫が好みで選びやすいようにすると、爪とぎをしてもらいやすくなります。
あれば、爪切りやブラシも一緒に準備してください。猫は定期的に爪切りをしないと、巻き爪の原因になります。きれいな被毛を保つために、猫用のブラシも欠かせません。こうした小物類はすぐにとは言いませんが、なるべく早めに用意すると安心です。
キャットタワー
猫は上下運動が大好きな動物です。室内飼いをしていると上下運動をする機会が少なくなるため、キャットタワーを設置するのがおすすめの方法です。キャットタワーがあれば、猫が自分で運動をするきっかけを作ることができます。運動によりストレス解消できるため、あると便利と言えるアイテムです。
猫が寝る場所もついているキャットタワーなら、リラックスタイムを過ごすこともできます。キャットタワーを設置するときは、猫が上っても倒れないように、耐久性の高いものを選ぶことも重要なポイントです。
猫用ケージ
猫がまだ家に慣れていない段階では、ケージを準備しておくと心配がありません。飼い主が留守の間はケージに入ってもらえば、家の中でいたずらをされる可能性が低くなります。特に子猫は好奇心旺盛で、留守中に何かしらのトラブルを起こす可能性があるため、ケージに入れておくのがおすすめです。
猫のサイズに合わせてケージを選びましょう。猫が上下運動できるように、二段以上の構造になったケージが最適です。このように、猫を飼うためにはさまざまなアイテムが必要になります。これ以外にも、猫を飼っている間に必要なものが出てきたら、ペットショップや通販を利用してみてください。
猫を飼うときの部屋の作り方
猫を飼うときは、ストレスなく過ごせるように飼い主が部屋を作ることが大切です。きちんと部屋を作っていないと、猫が怪我をする原因になってしまうかもしれません。思わぬトラブルを防ぐためにも、部屋作りにはこだわってください。猫が安心して生活できる部屋作りは飼い主の義務でもあるため、事前に準備していきましょう。
危険なものは片付ける
猫は、意外なものに興味を示し、トラブルを起こすことがあります。猫を飼うときは、危険なものは片付けるようにしてください。猫が倒しそうな観葉植物や置き物は、猫が入らない部屋に移動させると安心です。猫が触れたら怪我をするような鋭利なものは、きちんとしまって猫が取り出せないようにします。猫が走ったときに障害物になるようなものも移動させましょう。
猫は電気コードを噛んで感電してしまうこともあります。電気コードが出ているときは、カバーをつけて噛まないようにすることが大切です。このように、猫を飼う上では危険になり得るものが多くあります。飼い主にとっては大丈夫だったとしても、猫が触れたら危ないというものもあるので、周囲の様子をチェックして不要なものは片付けることが重要なポイントです。
窓や網戸にロックをかける
猫を室内飼いにする場合、誤って外に出てしまわないように窓や網戸にロックをかけることも大切です。好奇心旺盛な猫の場合、窓や網戸にロックがかかっていないと、自分の手で開けてしまうことがあります。窓から猫が出て行ってしまった場合、そのまま戻ってこないこともあるため施錠は必要不可欠です。日頃から、開けっぱなしにしないように習慣づけてください。
お風呂場も立ち入り禁止にするのがおすすめです。お風呂にお湯が溜まっているときに猫が入り込み、誤って転倒してしまうかもしれません。猫がお風呂で溺れる原因になるので、お風呂場に鍵がある場合はロックすると良いです。このほかにも、猫が進入して困るような場所・部屋がある場合はロックを心がけることが重要です。
室内の爪とぎ防止対策をする
猫には爪とぎの習性があります。壁紙を爪とぎしてしまうこともあるため、事前に保護シートを貼るのがおすすめです。また、ファブリック製のソファやクッションも爪とぎの対象になり得ます。爪とぎされて困るのであれば、カバーをするようにしてください。絨毯やカーペットも爪とぎされやすいので、カバーなどの対策が必要です。
猫が家具に爪とぎをしないように、爪とぎグッズを各所に置いておくのもおすすめの方法です。猫が爪とぎをしそうな場所に、爪とぎグッズを置いておくと良いのではないでしょうか。お気に入りの爪とぎを設置しておけば、家具を傷つけられることも少なくなります。
ストレスや運動不足対策をする
猫は、運動不足になるとストレスがたまりやすくなります。上下運動をするのが好きなので、キャットタワーを設置してあげてください。キャットタワーを設置するだけでなく、猫が運動できる十分なスペースの確保も心がけることが大切です。猫がいる部屋が狭すぎると運動しづらく、ストレスの原因になってしまいます。
猫が安心して遊べるように、障害物をどかしておくことも大切です。おもちゃで一人遊びをしているときに興奮し、障害物に当たってしまっては大変。こうしたことにも気を配って、猫の部屋作りをしてください。飼い主の心がけ次第で、ストレスが溜まらない環境を作ることができます。
飼い主になる際の注意点
猫を飼うときは、さまざまな注意点を踏まえておくことが重要です。猫を可愛がるだけでなく、安心して過ごせるように飼い主としての自覚を持つようにしましょう。猫を飼うときに、どのようなことに注意すれば良いのかまとめました。きちんと飼い主としての義務を果たせるように、注意点を学んでみてください。
かかる費用を調べておく
猫を飼うと、いろいろな費用が発生します。猫の妊娠・出産を望まない場合は去勢や避妊手術をする必要が必要です。去勢手術は約15,000円・避妊手術は約25,000円かかります。定期的な健康診断には約5,000円、ノミダニ対策には約2,000円の費用がかかるため、事前に準備しておいてください。
このほかに、餌の費用も考慮に入れておきます。餌の費用は購入する商品によって異なるため、1ヶ月に支払うことができる金額も考慮に入れて選んでいくようにしましょう。また、生後8周目と12週目に予防接種を行います。その後は1年に1回予防接種を行うのが一般的です。予防接種の費用は、1回あたり6,000円程度です。
こうした費用に以外にも、予期せず発生する費用があります。猫が怪我をしたときや、病気になったときに動物病院を受診すると、さまざまな費用がかかるため気をつけてください。ペット保険に加入しておくのもおすすめの方法です。
多頭飼育に気を付ける
多頭飼育を検討している場合は、それぞれの猫にストレスがかからないようにすることが大切です。初めて猫を飼う場合は1頭から始めるのがおすすめ。後に新しく猫を迎え入れる場合は、先住猫への配慮が欠かせません。
新しい猫がきたことで先住猫にストレスがかからないように、飼い主が配慮をすることが大切です。最初は別々の部屋で過ごさせ、徐々に慣れさせると良いでしょう。時間が経てば、一緒に寝る可愛らしい姿が見られるはずです。
帰宅後はスキンシップをしっかりとる
スキンシップが足りないと、猫にストレスが溜まってしまうのも気をつけておきたい注意点です。留守にすることが多い場合は、帰宅後にスキンシップを取りましょう。遊んだり、抱っこしたりして、猫との時間を楽しんでください。
猫を飼う人へのおすすめ商品
猫を飼うときにはさまざまなものが必要になりますが、種類が豊富なので何を取り入れれば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つおすすめ商品をまとめました。猫を飼うときの参考にしてみてください。
OPPO/(オッポ)SlideLock スライドロック
スライドロックは、襖や戸棚など、猫に入って欲しくないところにロックをかけられる便利アイテムです。元々鍵がついていない場所には、スライドロックをつければ安心ではないでしょうか。さまざまなところにつけやすく、猫を飼うのに役立ちます。
アデッソ/カリカリーナ
カリカリーナは、ベッド型の爪とぎです。おしゃれなベッドの形をしているので、インテリアとしても置いておけます。ベッド型の爪とぎは猫からの人気も高いのが魅力です。研いだときのカスがほとんど出ないのも嬉しいポイントになります。
北の快適工房/リモサボン
リモサボンは、猫の毛が付着しにくくなる洗剤です。猫を飼うときに困るのが、抜け毛の付着。リモサボンを使って洗濯をすれば、抜け毛がつきにくくなると言われています。猫の毛に注意したいときに取り入れてみてください。
猫を飼う前にしっかり準備しよう!
猫を飼うときは、さまざまな準備をする必要があります。まずは、必要なものをリストアップして用意してください。また、猫を飼う上で注意しておきたい事柄についても学んでおくと安心です。猫と楽しく過ごせるように、工夫していきましょう。